警部補がパチンコ店で車上荒らしの被害、捜査情報を盗まれる

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茨城県警は8日、那珂署に所属する警部補が帰宅途中に立ち寄ったパチンコ店の駐車場で車上荒らしに遭い、捜査情報が入ったフロッピーディスクを含むノートパソコンを盗まれていたことを明らかにした。

茨城県警・那珂署によると、車上荒らしの被害に遭ったのは、同署・交通指導課に所属する47歳の警部補。

調べによるとこの警部補は8日の午後6時前に勤務を終えて帰宅する途中、那珂町菅谷付近にあるパチンコ店に立ち寄ったという。

この店を午後8時過ぎに出て自宅に戻った際、クルマの後部座席下に隠すようにして置いていたバッグを取り出したところ、中に収納していたノートパソコンとデジタルカメラが無くなっていることに気づいた。

この二つは警部補の私物だったが、ノートパソコンの中にはフロッピーディスクが挿入されており、警部補が担当する事件の捜査資料が収められていた。捜査資料の中では、事件の当事者の住所や氏名などの個人情報が入力されていたという。

警部補から被害の通報を受けた同署員がクルマを調べたところ、助手席側のドアにこじ開けたような形跡が確認されたため、車上荒らし事件と断定。捜査を開始した。

茨城県警の内規では捜査資料の持ち出しは禁止されているが、盗まれたノートパソコンに入っていたフロッピーディスク内のものは資料に当たるかどうかは調査中だとしている。

《石田真一》

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