ひったくり被害女性が骨折

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7日、滋賀県大津市内の市道で、路上を歩いていた女性が後方から接近してきたクルマに乗った人物に現金の入ったバッグを奪われる事件が起きた。女性はクルマと接触して転倒したとみられており、左足の骨を折る重傷を負っている。

滋賀県警・大津署によると、事件が起きたのは7日の午後0時50分ごろ。大津市中庄1丁目付近の市道で、近くに住む73歳の女性がうつ伏せになって倒れているのを通行人が発見し、警察に届け出た。

女性は左足の骨を折っており、近くの病院に収容されたが全治2−3カ月の重傷。

女性が持っていた現金約4000円入りの手提げバッグが現場から無くなっており、負傷した女性も「後方から衝撃があり、気がついたら路上に倒れていた。バッグも無くなっていた」と証言した。

大津市内では5日と6日に、路上を歩いていた女性が後方から接近してきたクルマに乗っていた男からバッグをひったくられるという事件が連続発生しており、警察ではその手口からこの女性も同様の被害に遭ったと判断。

足の負傷はクルマと接触したか、あるいはバッグを奪われた勢いで転倒した際に生じた可能性が高いとして、強盗傷害事件と断定して捜査を開始した。

その結果、事故発生から数時間後に現場近くのコンビニエンスストア駐車場に盗難届が出されて手配中のクルマが放置されているのをパトロール中の同署員が発見。車内からは被害に遭った女性が所持していた手提げバッグも見つかった。

ただし、現金は抜き取られており、警察ではバッグを奪った犯人がクルマをこの駐車場に放置し、徒歩か別のクルマに乗り換えて逃走したものとみている。

警察では車内などに残された指紋の採取を急ぐとともに、コンビニエンスストアから防犯ビデオの任意提出を受け、不審な人物が映し出されていないかを調べるとしている。

《石田真一》

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