83歳が高速道路を逆走した理由は「飽きたから…」

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4日、秋田県南外村内の秋田自動車道下り線で、追越車線を走行していたライトバンに、逆走してきた軽トラックが正面衝突した。この事故でライトバンを運転していた男性が右足の骨を折る重傷を負った。

秋田県警・高速隊によると、事故が起きたのは4日の午後3時20分ごろ。南外村坊田石付近の秋田自動車道下り線で、31歳の男性が運転するライトバンが追越車線を走行していたところ、前方に逆走状態の軽トラックが迫っていることを発見した。

男性は走行車線に車線を変更することでこれを回避しようとしたが、逆走車も同様の車線変更を行い、センターライン付近で正面衝突した。さらに回避の機会を失った後続車がライトバンの後部に接触。クルマ3台が関係する多重衝突事故となった。

この事故でライトバンを運転していた男性が右足の骨を折る重傷。軽トラックを運転していた83歳の男性も顔を打撲する軽傷を負っている。接触事故を起こしたクルマのドライバーにケガは無かった。

警察では83歳の男性から逆走に至った理由を聞いているが、これに対して男性は「ドライブしていたが、飽きたので帰ろうと思った」などと話していたという。

男性の運転していたクルマには大曲インターチェンジからの通行券があり、事故現場は同ICから約10kmの地点だという。

事故以前に「逆走車と遭遇した」という通報は現時点で確認されておらず、男性は事故現場に近い本線上でUターンし、大曲ICに戻ろうとしたとみられる。大曲ICの次は西仙北ICだが、この間は約16km離れている。

《石田真一》

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