暴走族追跡中のパトカー、酔いつぶれていた男性をはねる

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2日未明、愛知県春日井市内の市道で、暴走族を追跡中のパトカーが酔って路上に寝込んでいたとみられる男性をはねる事故が起きた。

男性は近くの病院に運ばれたが、出血性ショックが原因で死亡している。警察ではパトカーの乗務員から事故当時の状況について話を聞いている。

愛知県警・自動車警ら隊(自ら隊)、同・春日井署によると、事故が起きたのは2日の午前3時45分ごろ。春日井市内をパトロールしていた自ら隊のパトカーが、春日井市瑞穂通5丁目付近の国道19号線で蛇行を繰り返す暴走族のバイク2台を発見。赤色灯とサイレンを使用して追跡を開始した。

パトカーは40km/h程度の速度でバイクを追跡していたが、発見場所から約3kmほど離れた春日井市東野町西3丁目付近で路上に倒れこんでいた男性をはねた。男性はすぐに近くの病院に運ばれたが、出血性ショックが原因で間もなく死亡した。所持品から近くに37歳の男性とみられている。

この男性については事故が起きる10分ほど前に通行人が発見。警察に「酔い潰れて寝ている人がいる」と110番通報していた。通報を受けた春日井署のパトカーが現場に向かっていたが、事故はこのパトカーが現場に到着する直前に起きた。

現場は見通しの悪い右カーブとなっており、パトカーを運転していた49歳の巡査部長は「見通しが悪く、周囲が暗かったために発見が遅れた」と供述しているという。

警察では「事実関係については調査中であり、現段階ではコメントできない」としている。

《石田真一》

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