急減速したクルマにバス追突

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20日午前、青森県青森市内で、青森市営バスが運行する路線バスと、これを強引に追い越そうとした乗用車が衝突した。この事故でバスに乗っていた70歳の女性が胸部打撲などの軽傷を負っている。

青森県警・青森署によると、事故が起きたのは20日の午前10時ごろ。青森市長島1丁目付近の国道7号線で、左折しようとした乗用車に青森市営の路線バスが追突するという事故が起きた。この事故によってバスに乗っていた70歳の女性が追突の弾みでシートから投げ出され、胸部打撲などの軽傷を負った。

警察の調べに対し、バスの運転手は「バス停から発車する直前、右車線(第二車線)を走っていた乗用車が強引にバスを追い抜き、交差点手前で前に出た。直進するかと思っていたが、左折するために急減速した。こちらのブレーキも間に合わず、そのまま突っ込んでしまった」と供述している。

現場は片側3車線の見通しの良い直線道路で、警察では乗用車の無理な追い越しと左折、そしてバス運転手の予測の甘さが事故の原因になった可能性が高いとして、双方の運転者から業務上過失傷害容疑で事情を聞いている。

《石田真一》

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