いすゞ、再建「新3カ年計画」を1年前倒しで達成

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いすゞ自動車は、再建計画の新3カ年計画の目標を1年前倒しで達成した。ディーゼル排ガス規制の強化による特需という追い風があったためだ。このため、新しい経営計画は当初の予定通り来期からとし、今期は国内の特需の反動の逆風の中で、目標達成維持を狙う。
 
同社の新3カ年計画では、2005年3月期連結決算で、売上高1兆2700億円、営業利益600億円、当期利益500億円、有利子負債4500億円が目標だった。

しかし、国内のトラック販売が排ガス規制特需で予想以上に好調だったことから、2004年3月期決算が売上高1兆4303億円、営業利益845億円、当期利益547億円となり、1年前倒しで目標を上回った。有利子負債は3月末で4527億円だったが、4月末には転換社債の償還で4500億円を下回った。
 
ただ、いすゞでは、今期の国内販売は前期の反動で大幅に落ち込むと見ており、目標前倒し達成しても次の経営計画を策定せずに、逆風下での当初の目標達成に全力を挙げる方針だ。

《レスポンス編集部》

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