コンビニの防犯カメラにひき逃げ事故が記録されていた

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青森県警は17日、今月14日青森市内の市道で発生した死亡ひき逃げ事件について、現場近くにあるコンビニエンスストアの防犯カメラに容疑車両とみられるクルマの尾灯などが映っており、衝突音が記録されていることもわかった。

警察ではこのビデオの任意提出を受け、さらに分析を進めるとともに、現場の遺留品から車種の特定も急ぐ。

青森県警・青森署によると、この事件は14日の未明に発生している。同日の午前1時30分ごろ、青森市浪打1丁目付近の市道で、タクシーから降車した直後の63歳男性が路上の段差に足を取られて転倒。起き上がろうとしていたところに通過した後続車がこの男性をはねた。

男性はすぐに病院へ搬送されたが、頭などを強打したことが原因で死亡している。

男性を現場付近まで乗せてきたタクシーの運転手が、高速度で進行する黒っぽい容疑車両を目撃しており、そのクルマが国道4号線方面に逃走したことも判明している。

その後の調べで事故現場に隣接するコンビニエンスストアに設置されていた防犯カメラが、事故の瞬間を撮影していたことがわかった。

ビデオには容疑車両のものとみられるテールランプや衝突音、再加速するエンジン音なども記録されているという。

警察では通勤ラッシュ時間帯に現場近くで検問を実施して損傷痕のあるクルマを探すとともに、連日50人体制で車当たり捜査を実施。容疑車両の発見に全力を挙げている。

《石田真一》

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