トレーラーのタイヤ脱落、後続車が乗り上げる

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19日午後、長野県箕輪町内の中央自動車道上り線で、大型トレーラーの左後輪(ダブルタイヤ構造)のうち、1本が脱落した。残る1本も辰野町内の同道で脱落し、後続の軽自動車がこれに乗り上げる事故も起きている。警察ではトレーラーを運転していた38歳の男性から整備状況について事情を聞いている。

長野県警・高速隊によると、最初の脱落が起きたのは19日の午後6時30分ごろとみられている。箕輪町中箕輪付近の中央自動車道上り線を走行していた大型トレーラーの左後輪のタイヤ1本が脱落。数分後に辰野町内で残る1本も脱落した。

トレーラーは2本のタイヤを脱落させてからも、さらに4kmほど走行を続けたが、この段階で38歳の運転手がガタガタという異常振動に気づき、辰野パーキングエリアに退避。ここで車両点検を行ったところ、ダブルタイヤ構造の車輪2本が無くなっていることに気がつき、警察に届け出た。

届けを受けた高速隊が調べた結果、2本目に脱落したタイヤに後続の軽自動車が乗り上げ、車体の一部を小破させるという二次被害が起きていたこともわかった。幸いドライバーにケガはなく、一連の脱落で人的な被害は出ていない。

タイヤはハブに固定するボルト8本のうち、6本が破断しており、残る2本は曲がって変形するなどの損傷が確認された。

警察ではタイヤの固定方法に問題が生じていた可能性が高いとして、運転手から整備状況などについて詳しい話を聞いている。

《石田真一》

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