パイオニアは24日、同社製のカーオーディオとしてはハイエンドモデルにあたる「カロッツェリアx(エックス)」シリーズのデジタルインテグレーテッドアンプ『RS-A9 x』など、新製品4モデルを発表した。
「カロッツェリアx」シリーズは同社が1993年から市場投入しているもの。ODR(Optical Digital Reference)コンセプトに基づいたフルデジタルシステム。
今回発表されたのは、各スピーカーユニットに最適な再生帯域を与える「クロスオーバーネットワーク」や、車室内音響特性の乱れを補正する「イコライザー」などのデジタル信号処理能力を有するとともに、32bit浮動小数点演算を可能とするDSP(アナログ・デバイセズ社製のSHARC)を3基搭載したデジタルインテグレーテッドアンプのRS-A9x。
そしてRS-A9 xと組み合わせるデジタルパワーアンプ『RS-A7 x』、これら2機種のコントロールを可能とするチューナー内蔵CDトランスポート『RS-D7 x II』となる。
さらには7.7cmサイズのミッドレンジスピーカー『TS-S1RS』も発売。これまで大径のスピーカーが装着できなかったクルマにも対応させるなどしている。
発売時期は4月中旬を予定しており、スピーカーのみが6月上旬となる。
価格はデジタルインテグレーテッドアンプRS-A9 xが50万円、デジタルパワーアンプRS-A7 xが30万円、システムコントロールチューナーCDのRS-D7 x IIが20万円。ミッドレンジスピーカーのTS-S1RSが10万円となる。価格はいずれも税抜き本体価格。