中古車の走行距離改ざんが増加

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自分のクルマを売る際に、オドメーター(積算走行距離計)の数字を減らせれば、もう少し高く売れるのに、とは誰しも思うこと。そんな、気持ちにつけこんだビジネスが、イギリスで流行りつつあると、8日付けの英『サンデー・タイムス』紙が報じている。

英HPI社の調査によると、同社が調べた中古車のうち、12台に1台は実際の走行距離よりも少なく表示されていたという。一昔前ならばクルマのダッシュボードを開けて、オドメーターに細工をする必要があったが、いまでは、ECU(Electronic Control Unit)の走行距離データをノートパソコンを使って書き換えることができる。

そしてこのデータ書き換えをビジネスにしている業者が増えつつある。イギリスの法律ではデータ書き換え自体は違法ではないため、これらの業者は、インターネットのサイトに、破損したデータを修復する「mileage correction」の会社として、広告を出しているほどだ。

走行距離のデータが書き換えられたクルマが中古車として売られた時点で、詐欺罪が成立するというが、それが見破られることはほとんど無いという。

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