【コタツで楽しむレースゲーム】ナムコ『R:RACING EVOLUTION』は異色

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ナムコ『R:RACING EVOLUTION』は、同社のレースゲーム誕生20周年を記念して発売された。ナムコ=『リッジレーサー』としての印象が強いものの、本作は過去作品のどれとも傾向が異なる。良く言えば「異色」、悪く言えば「キワモノ」といった感じだ。

違和感を感じさせているのはシミュレータ的な要素がほとんどなく、エンターテイメントに徹しているということだろう。特に主人公の速水レナとなってストーリーに沿って進行していく「レーシングライフモード」は、これまでのレースゲームには無かった概念だ。

実際にはありえないのだが、とにかくいろいろなクルマに乗り、様々なコースでライバルと争う。ストーリーの進行によってプレイヤー(ゲーム上ではあくまでも“速水レナ”だ)に求められるスキルも向上する。

実際のレースに近い部分も存在する。それは敵車ドライバーの“焦り”を示す「プレッシャーゲージ」を採用したことだ。テールtoノーズで敵車を追いかけ回すような展開になるとゲージが動き、フルになると焦りからミスを生じさせてしまう。その間に追い越せばこちらのポイントも上がる…というわけだ。

このゲームで唯一といって良いほどだが、この部分だけは非常にリアル。AIが動かす敵車だが、このシステムを採用したおかげで人間味あふれる挙動をしてくれる。

忘れてはならないのが、「このゲームで少しでもリアルな走りを楽しみたい」と思う場合にはブレーキアシストやABS、トラクションコントロールなどの「アシスト系」を全てOFFにするということ。

デフォルト設定ではアシスト系の介入が激しく、クルマを走らせているという実感に乏しくなる。初心者に迎合した設定なのかもしれないが、レースカーというのは「じゃじゃ馬」なぐらいが丁度いいはずなのだが。

《石田真一》

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