三菱自動車工業が発表した2003年9月中間期の単独決算によると、売上高は前年同期比29.3%減の6717億9600万円、営業損益が18億8300万円の赤字となり、営業赤字に転落した。
経常赤字も105億1700万円で、当期損益は61億300万円の赤字となった。
期中の販売台数は同0.3%減の36万7000台と微減だった。うち、国内販売が同2.8%減の17万6000台だった。『コルト』、『グランディス』などの新型車が販売計画通りには伸びなかったのに加え、既存モデルの落ち込みも大きかった。輸出は同19.7%減の19万1000台。北米向け販売の低迷で、大幅に落ち込んだ。
コスト低減で207億円、為替差益121億円などの増益効果があったものの、売上げマイナスによる減益の影響312億円、販売費の増加16億円などで、営業赤字に転落した。
通期見通しは、売上高が1兆4400億円、営業利益が100億円の黒字、経常利益がトントンで、最終利益が100億円と、黒字転換を見込んでいる。
今中間配当も無配。