カギを交換されたクルマ、署内から再び姿を消す

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三重県警は9日、桑名署で保管中の盗難車1台が何者かに盗み出されていたことを明らかにした。同署では発見を報告して引き渡しの手続きも済ませていた所有者の男性に謝罪するとともに、消えたクルマの行方を追っている。

三重県警・桑名署によると、問題のクルマは今月7日、桑名市内のコンビニエンスストアから「駐車場に不審なクルマが長時間置かれている」との通報を受けて駆けつけた警察官によって発見された。

このクルマは今年6月に鈴鹿市内から盗まれたもので、同日中に所有者の男性に返還手続きが取られた。だが、このクルマのカギは盗まれた際に交換されており、所有者がエンジンを掛けることはできなかった。

このため、署で交換するためのカギが届くまで署内で保管することになっていたが、翌8日の朝になってこのクルマが無くなっていることに署員が気づいた。どのタイミングで盗まれたのかはわかっていないが、このクルマを6月に盗みだし、カギを交換した何者かが再び盗み出した可能性が高いという。

警察では所有者の男性に事態を報告して謝罪するとともに、管理体制に落ち度が無かったか調べている。また、発見現場のコンビニエンスストアに設置された防犯カメラをチェックするなどして、どのような人物がこのクルマに乗っていたのかを調べる方針だ。

《石田真一》

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