クレーンが軽トラックの運転席もぎ取る

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8日午前、兵庫県豊岡市内の国道178号線で、道路沿いにある資材置き場から国道に出ようとしていたクレーン車のアーム部分が、国道を走っていた軽トラックの運転席を直撃するという事故を起こした。この事故で軽トラックに乗っていた2人が死亡している。

兵庫県警・豊岡署の調べによると、事故が起きたのは8日の午前8時15分ごろだという。豊岡市江野付近の国道178号線で、国道沿いの資材置き場から道路に出ようとしていた43歳の男が運転するクレーン車のアーム部分が、たまたま現場を通り掛かった軽トラックの運転席を直撃した。

この事故で軽トラックの運転席は天井部分がもぎ取られるような形となり、乗っていたいた76歳男性と72歳女性の2人が脳挫傷を原因として死亡している。警察ではクレーン車を運転していた男を業務上過失致死の現行犯で逮捕し、取り調べを進めている。

この資材置き場から国道へは坂を下って降りるようになっており、クレーン車のアームは前のめりになる形で通常よりも下に位置していた。しかも緩いカーブで見通しが悪いため、クレーン車は前方をよく確認しないまま国道側へ突っ込んでしまったようだ。

《石田真一》

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