日本自動車工業会が28日発表した、7月の自動車輸出実績は、前の年の同じ月にくらべ6.2%減の39万6644台となり、3カ月連続のマイナスになった。現地生産の拡大などから、大手5社では、全社が前年実績を下回った。
車種別では、乗用車が前年同月にくらべ6.1%減の33万7060台、トラックが同6.2%減の5万5854台だった。仕向け地別ではアジア向けとEU(欧州連合)向けが増加したが、米国向けが14.2%のマイナスになった。
米国ではトヨタ、日産、ホンダといった大手メーカーが現地生産を拡大しており同国向けが減少した。米国向け輸出の減少は3カ月連続。乗用車に限ると、6カ月連続のマイナスになった。
メーカー別では、ダイハツ工業、日野自動車、スズキを除く全メーカーが前年同月実績を下回った。大手5社のうち、マツダ、三菱、ホンダは2ケタのマイナスになった。