北米メルセデスベンツは、今週末から16都市を回る「Cスポット・ドライブ・パーティ」というキャンペーンツアーを開始する。ジェネレーションXと呼ばれる20代を中心とした若者世代をレーストラックやスタジアムなどに招き、『Cクラス』の大試乗会を行うというもの。
アメリカでは特に若者世代の人気の面でBMWに大きく水をあけられていることから、なんとかジェネレーションXを購買層に取り込もう、というメルセデスの反撃の一環だ。
BMWは若者向けの『1シリーズ』をヨーロッパで発表した後、2005年にはアメリカでも販売開始予定で、来年には『X3』の発売も始まる。
しかも、アメリカではエントリーレベル・ラグジュアリーと呼ばれるカテゴリーの競争が厳しくなりつつある。BMWの他、インフィニティ、キャデラック、レクサス、アキュラなども若者に手が届く価格でのラグジュアリーカー販売を開始しており、ラグジュアリーブランドの代表とも言えるメルセデスも指をくわえているわけにはいかない状況だ。
今週末のヒューストンに始まり、9月のフェニックスまで続くキャンペーンで、メルセデスは若者のハートを掴むことができるか?