【トヨタ『ラウム』発表】センターメーターはより使いやすく

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新型『ラウム』には様々なところにユニバーサルデザインが多用されている。開口部の大きなパノラマオープンドアは運転者というより、同乗者の使い勝手を追求したものだ。では運転者がこのクルマの使いやすさを実感できるところはどこだろうか。

「それはさらに見やすくなったセンターメーターです」と語るのは関東自動車工業のインテリアシステム開発部でメーターパネルなどの設計を担当する眞田洋さん。ユニバーサルデザインをここでも採用し、見易さを最優先にした設計をしているという。

具体的な改良点は多々あるが、従来のメーターとの最大の違いは「スピードメーターの数字を置いた位置」と眞田さんは言う。従来のメーターでは目盛りの位置を外側に、数字を内側に配すというレイアウトを採用していた。しかし、実際にドライバーが走行中に注視しているのは数字の部分であることから、数字をを大きして円周の外側に配置、内側にメモリを置くというデザインに変えた。

フォントについても「一番視認速度が速い文字サイズはどれか」という点で実験を重ねて見出したという。意外なことだが、こうしたことを調べた自動車メーカーは今まで存在せず、研究したというデータも存在しなかったらしい。

特筆すべきは故障箇所を知らせるウォーニング表示。ISOで制定されたマークの下に日本語でその意味を示し、さらには「販売店に連絡」など対処方法も知らせるようにしている。

これについて眞田さんは「クルマに詳しくない人はマークの意味を知らず、トラブルが起きた際にも“変なランプが灯った”ぐらいにしか思っていなかった。オイル量警告を“オイル交換の時期が来た”と考える人も珍しくない」

「ウォーニングの意味と、対処方法を表示することで、メカニズムに深刻なトラブルが発生した際の早期処置を可能にしてあります」と言う。販売店のスタッフが「アラジンの魔法のランプみたいなマークですか?」などとユーザーに質問するようなことも無くなるというわけだ。

《石田真一》

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