遮断機の下りた踏切にシニアカー突進---電車に弾き飛ばされて男性負傷

自動車 社会 社会

4日午前、大阪府枚方市で高齢者・障害者用の電動車いす(シニアカー)を運転する89歳の男性が遮断機の降りている踏切に進入し、通過していた電車と接触する事故を起こした。男性は通行人に救助されたが、電車と接触した際に左肩の骨を折る全治1カ月の重傷を負った。

大阪府警・枚方署の調べによると事故が起きたのは4日の午前9時55分ごろだという。枚方市長尾元町のJR学研都市線(片町線)・長尾駅近くの踏切で、89歳の男性が運転するシニアカーが突然暴走した。踏切ではすでに遮断機が降りており、電車の通過を待っている状態だったが、男性のシニアカーは遮断棹(かん)を押し上げて進入。通過していた電車(7両編成)の前から5両目の側面付近に接触した。

現場付近の道路は踏切に向かって軽い下り坂となっており、警察では男性がシニアカーの操作を誤ったか、下り坂を止まりきることができなかった可能性が高いとみて、目撃者などから事故当時の事情を聞いている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース