貨物輸送、3年連続マイナス---トラック市場回復は?

日通総合研究所は今年度の国内貨物輸送が前の年度にくらべ2.7％減の59億8100万トンになるとの見通しを発表した。前年水準を下回るのは3年連続。

国内の貨物輸送が60万トンを下回るのは15年ぶりという。景気低迷による設備投資の減少で鉄鋼や機械などの輸送が落ち込むことが要因。貨物輸送全体の9割を占める自動車輸送の伸びは2.8％の減少となる。貨物輸送の減少によりトラックの代替需要はさらに減少する可能性がありトラック市場の回復がさらに遠のきそうだ。