オーストリアGPで8、9位で完走を果たしたトヨタ。荒れたレース展開で両マシンが完走という健闘を見せていたが、アラン・マクニッシュはもっと上をねらえたという。
「オーストリアGPでの結果はパナソニック・トヨタ・レーシングのポテンシャルを正しく反映したものではなかった。レースの世界では何が起こるか誰にもわからないものだけど、2度のセーフティーカーが僕らにマイナスとなったことは間違いないよ。それさえなければ、両マシンともポイントを獲得できたと信じている」
最初のセーフティーカーの前には、5位フィニッシュしたジョーダン・ホンダのジャンカルロ・フィジケラをオーバーテイクする場面も見られたが、ピットストップのタイミングが合わず惜しくも初入賞はならなかったマクニッシュ。が、母の日に合わせて初めてF1に招待した母シーラさんの前でまずまずのレースを見せることができたことには満足しているという。
「タクマの両親も来ていたけど、あのアクシデントにはさぞかし心配されただろうね。彼が大丈夫だと聞いて本当にうれしいよ。タクのことは僕もすごく好きなんだ。偶然にもオーストラリアGPで隣に並んだとき、彼が僕より身長の小さいドライバーであることに気がついたんだよ!」とマクニッシュは語った。