フィアットは乗用車部門のフィアット・アウトのロベルト・テストーレCEO(最高経営責任者)が年末で辞任するとともに、イタリア国内・外の18工場を閉鎖、再編することを決定した。
フィアットは、米国の同時多発テロ事件以降、販売が急落して工場の操業停止と2万人の人員削減などを行ってきた。それでも経営が悪化しているため、イタリア国内の2工場、海外の16工場について今後2年間で、閉鎖または再編する。海外では、従業員6000人を解雇する。
経営悪化の責任をとって、テストーレCEOが退任、後任には商用車部門のイベコ社のジャンカルロ・ボスケッティCEOが就任する。