日産から市場調査会社がのれん分け---関係は今後も継続

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日産自動車は9日、市場調査などを行う子会社、イードの全株式をMBO(マネジメントバイアウト)方式で現経営陣および機関投資家に譲渡すると発表した。MBOとは、親会社から会社経営に必要な量の株式を買い取るというもので、いわば「のれん分け」のようなもの。

株式の譲渡日は11月中旬で売却額は3億円。イードは日産の商品開発やデザインに関わる市場調査および顧客満足度調査などを行うため1990年に設立された日産の100%出資会社で従業員は60人。

日産は再建計画「日産リバイバルプラン」にもとづいてコアビジネス以外の資産売却を進めており今回の株式譲渡もその一環となる。同社はすでに440社の株式を売却しているが、MBO式はゼロ(旧日産陸送)とバンテックに続いてイードが3件目。日産は株譲渡後もイードとの取引関係を継続するという。

《編集部》

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