仙台港の雷神埠頭(仙台市宮城野区港3丁目付近)には、トヨタ車の輸出拠点となっている施設、トヨタ輸送の仙台営業所がある。広大なモータープールを持ち、東北地方の工場で製造された輸出車両を船積みまで留置している。
トヨタ自動車は12日、国内全ての組立て・部品工場、及び全てのボディメーカーで、14日の工場稼動を中止すると発表した。
トヨタ自動車は12日、同社従業員および、トヨタ東北、東北地区ボディーメーカーであるセントラル自動車宮城工場、関東自動車岩手工場の従業員の無事を確認したと発表した。ただ、従業員の家族については、引き続き、安否を確認中。
トヨタ自動車系のセントラル自動車は、今年1月から操業を開始したばかりの宮城新工場が3月11日に発生した東北太平洋沖地震(東日本大地震)の影響で操業を停止した。
床面には古い工場独特の油染みたテカりはなく、各種のロボットもピカピカだ。新しい工場の見学といえば海外が多かったので、一瞬どこかの新興国に居るような錯覚にも陥った。
セントラル自動車の葛原徹社長は、宮城新工場開所にあたり前職の広汽トヨタ(中国広東省)社長(総経理)時代の成果を積極的に採り入れたいと語った。
トヨタ自動車の新美篤志副社長は16日、仙台市で記者会見し、セントラル自動車の宮城工場が採用した一部組立ラインの「横流し」方式について「国内外の他工場にも順次、展開したい」との方針を示した。
トヨタグループの組立メーカーであるセントラル自動車の葛原徹社長は、16日に開所式を行った同社の宮城工場(宮城県大衡村)での組み付け部品について、東北地域からの調達を順次引き上げたいとの意向を表明した。
トヨタ自動車の新美篤志副社長は16日、仙台市のホテルで記者会見し、同社第3の国内生産拠点となる東北地域から「世界で戦える競争力をもったコンパクトカーを送り出したい」と強調した。
トヨタ紡織は、生産子会社であるトヨタ紡織東北が宮城県大衡村で建設を進めてきた宮城新工場が竣工、自動車内装部品の生産を開始したと発表した。
セントラル硝子は、中国の大手化学会社である山東石大勝華化工集団と、リチウムイオン電池用LiPF6高濃度溶液(六フッ化燐酸リチウム)を製造する合弁会社を設立することで合意した。
トヨタ自動車は、トヨタ車を委託生産しているセントラル自動車を完全子会社化すると発表した。トヨタはセントラル自動車に47.71%出資する筆頭株主で、その他の主要な株主は関東自動車工業やトヨタ車体などグループ会社。株式交換は10月1日に実施する予定だ。
セントラル自動車は、宮城県と大衡村と自動車工場の立地協定を締結した。
宮城県はトヨタ自動車や東北大学などと協力し、カーエレクトロニクス分野の即戦力技術者を育てる産学官連携組織「みやぎカーインテリジェント人材育成センター」を設立する。来年6月から大学生らを対象に講義を開く。
セントラル自動車は、宮城県に本社及び工場を移転すると発表した。今後、移転用地の取得に向けて宮城県と交渉を開始する。