ウインタースポーツの花形といえばスキーだ。スキーは2本の足で立ってするのが基本だが、足に障害があって立てない人もいる。そういった人たちのために考案されたのが、座って斜面を滑る「チェアスキー」だ。
障がい者ウィンタースポーツのなかで、飛び抜けて速いスピードで争われるのがチェアスキーである。特にダウンヒル競技において時速は100km/hをはるかに超え、選手の体感スピードは視線が低いためその倍に感じられるほどだ。