28日に開催された、世界耐久選手権(WEC)の今シーズン最終戦“上海6時間レース”は、アレックス・ブルツ/ニコラス・ラピエール組のトヨタ『TS030 HYBRID』が優勝。トヨタは、前戦の富士に続き終盤2連勝でシーズンを締め括った。
10月27日、WEC(世界耐久選手権)最終戦・上海6時間レースの公式予選がおこなわれ、トヨタ『TS030 HYBRID』が、タイムアタックで最速となる1分48秒273を記録、ライバルに0.1秒差と僅差でポールポジションを獲得した。
富士スピードウェイは、来年2013年開催予定のWEC「富士6時間耐久レース」のパドックパスをプレゼントするアンケートを実施する。
トヨタが地元・日本、それも富士スピードウェイでポール・トゥ・ウィンを飾った。レースにタラレバは禁物だが、もし、アウディ1号車の周回遅れへの「激突」がなかったら…? 恐らくアウディが勝利していただろう。あのトレルイエの一瞬の判断ミスが明暗を分けた。
10月14日に富士スピードウェイで行われたWEC富士6時間レース。激戦の行われたコースの外で、トヨタは歴代のTSシリーズを展示した。
「フォーミュラの申し子」中野信治がスポーツカーに転向以来、最大の勲章を手にした。F1、CART、インディを経験したあの中野信治がスポーツカー・レースに戦いの場を移したのは2005年のことだった。
WEC富士6時間レース決勝で、優勝したトヨタに最後まで食らいついたアウディ勢。レース後の記者会見でドライバーがそれぞれの胸の内を語った。
10月14日に行われたWEC富士6時間レース決勝で、優勝したトヨタの中嶋一貴は、レース後の記者会見で次のようにコメントした。
ラスト・スティントはスリリングな接戦となった。ゴールまで燃料のもたないトヨタは残り19分で最後のピットストップに滑り込む。
10月14日、富士スピードウェイにおいてWEC富士6時間レース決勝が行われた。決勝では、トヨタ・レーシング『TS030ハイブリッド』がアウディスポーツ・チーム・ヨーストの『R18 e-tronクワトロ』勢を振り切り、6時間にわたるレースを制した。
6時間レースも残り1時間。雲は薄くなり、どうやら雨の心配はなさそうだ。遠く富士山も山頂を覗かせた。しかし、気温は15度台まで下がり、ミシュランの技術者がしきりに路面温度を計り始めた。
スタートから3時間43分を経過したところでアウディに致命的な通達が出された。周回遅れのアストンマーチンをヒットし、スピンさせた事によるペナルティが出されたのだ。
これまでのレース前半を振り返ってみよう。スタート直後に第1コーナーでトヨタ『TS030ハイブリッド』に押し出されたアウディ『R18 e-tronクワトロ』1号車はアウディ2号車に先行を許し、苦しいスタートとなった。
予定通りの31周にあたる94周で2位のトヨタは3回目のピット・ストップを済ませた。ガスチャージのみだ。
富士スピードウェイで行われているWEC 6時間耐久レースは前半の3時間を終えて、トヨタの『TS030ハイブリッド』が先頭を走っている。2位・3位はアウディの『R18 e-tronクワトロ』がつける。