リオンの社員チームがAIコンペティション「BirdCLEF+2025」で金メダルを獲得

2025年7月9日

リオン株式会社(本社:東京都国分寺市、代表取締役社長:加藤公規)は、世界最大級のデータ分析コンペティションプラットフォーム「Kaggle(カグル)」で開催された国際コンペティション「BirdCLEF+2025」において、当社の大澤正俊(医療機器事業部 開発部)および佐藤僚(研究開発センター 研究開発室)が参加したチームが、全2025チーム中第5位に入賞し、金メダルを獲得したことをお知らせいたします。

Kaggleとは、世界中のデータサイエンティスト、AIエンジニアや研究者らが参加し、企業や研究機関が提供する課題に対して機械学習アルゴリズムやAIモデルの性能を競い合う、世界的な競技プラットフォームです。その中でも「BirdCLEF」は、AI技術を活用して生態系のモニタリングを行い、絶滅危惧種の保護や生物多様性の促進に役立てる観点からも注目を集めるコンペティションです。今年の3月10日から6月5日にかけて「Cornell Lab of Ornithology」の主催で開催された本コンペティションは、コロンビアのマグダレナ渓谷にあるエル・シレンシオ自然保護区で収録された鳥類、両生類、哺乳類、昆虫類の鳴き声の音声データから、AIを用いて生物の種を特定する精度を競いました。当社チームは、多くの参加者が集まる中で第5位という優秀な成績を収め、金メダルを獲得いたしました。

この度の結果は、音を対象としたAI分野における当社の技術力、特に現実的な問題を解決する力を実証するものです。 補聴器や騒音計などの「音」を扱う製品を長年にわたり提供してきた当社にとって、この分野でのAI技術の活用は極めて重要であると考えています。当社では、AI技術の活用を積極的に推進しており、本コンペティションで得られた知見・技術は、当社製品における音環境の分類や特定の音の認識などの分野に応用可能であり、今後の製品開発・サービスの向上に役立ててまいります。

 
■受賞者コメント
この度、私たちにとって初めてとなる金メダルを獲得することができ、大変嬉しく思っています。今回のコンペティションを通じて、多様なデータへの対処や計算の高速化など、実務に直結するような課題への知見を深めることができました。今後も技術の研鑽に努めるとともに、チームで得た知識や経験を社内で共有・活用することで、製品開発へ広く貢献できるよう尽力したいと思います。

■「BirdCLEF+2025」の詳細・結果はKaggle公式サイトをご覧ください。
URL:https://www.kaggle.com/competitions/birdclef-2025/

 
【報道に関するお問い合わせ先】
 リオン株式会社 (URL:https://www.rion.co.jp/
  担当:IR広報課 岡部、重川
  TEL:042-359-7830