東京都立文化施設における鑑賞サポートツールの拡充
公益財団法人東京都歴史文化財団
公益財団法人東京都歴史文化財団が管理運営する都立文化施設では、誰もが芸術文化にふれることができる共生社会の実現を目指し、お客様のご要望と施設の特性にあわせて、サポートツールの充実を図っています。情報がより多くの方へ届くように、ホームページは音声読み上げに対応しやすく整備し、案内動画をはじめ、車いすなどで通りやすいバリアフリールートやことばによる道案内もご用意しています。館内では手話や筆談でのご案内のほか、触察模型や文字表示をご用意しています。
今秋開催される、世界陸上、デフリンピックの両大会を好機と捉え、9月から12月には、アクセシビリティ向上の機運を一層高めるために「オールウェルカムTOKYO」キャンペーンを実施します。都立文化施設においても、すべてのお客様に安心してご利用いただき、東京ならではの芸術文化の魅力を堪能いただけるよう、一層の環境整備に取り組んでいます。
【Scene1:ご来館前】
▼手話・字幕・音声で分かる施設案内動画・HPでのアクセシビリティ情報提供
施設の概要や利用方法をわかりやすく伝えるために、手話、字幕、音声で施設を紹介する動画(左)を掲載しています。各館のHP(右)ではアクセシビリティ一覧ページの整備を進める他、バリアフリールートなども掲載し、充実をはかっています。
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【Scene2:ご来館時】
▼手話やコミュニケーションシート等でのご案内
ファーストコンタクトにおいてもご安心いただけるよう、受付の体制を整えています。手話でのご案内や、手話通訳者が不在の時には遠隔手話サービスを提供している施設もあります。あわせて、コミュニケーションシート(日本語・英語)や文字表示アプリ、筆談器でもご案内しています。
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【Scene3:館内】
▼触って分かる『触察模型』『触地図』
触ることで空間を理解できる触察模型(左)は、施設の全体像をつかんだり、自分の現在地を確認できます。点字と墨字もある案内図(右)は、晴眼者と対話しながらの確認が可能に。
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▼『やさしい日本語』による施設案内や作品解説
文法・言葉のレベルや文書の長さに配慮し、わかりやすく記載した「やさしい日本語」で、施設や作品について知っていただくことができます。
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▼見ることを補助する『拡大読書器』『音声コード(ユニボイス)付き解説』
文字や写真を拡大して画面に映し出す拡大読書器(左)や、テキストを音声で読み上げる音声コード(ユニボイス)付き解説(右)などをご用意しています。
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▼聞くことを補助する『ロジャー』(聴覚補助機器)『ヒアリングループ』『イヤーマフ』
聞こえに困難がある方へ聴覚補助機器ロジャー(左)やヒアリングループ(中)を、聴覚過敏の方にはイヤーマフ(右)を、ご要望にあわせて貸し出しています。
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※本文でご紹介している内容は、各施設の特性や催しにあわせて整備しています。詳細は各施設の公式ホームページ等でご確認ください。
【鑑賞をより楽しむために】
▼手話通訳・文字表示
美術館・博物館のギャラリートークや講座等の催しにおいて、手話通訳やUDトーク等の文字表示を実施しています。
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▼『字幕機』による字幕提供
劇場・ホールにおいては、 お手元で字幕を表示するためのポータブル機器を提供しています。
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▼触って楽しむ『触図・触察模型』
たてものや作品を触って体感できるツールを用意しています。鑑賞体験をより深めていただけるよう特徴的な部分を再現しています。
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東京都立文化施設における鑑賞サポートツール『ご利用者の声』
●好きな俳優の舞台を観に行きたくても字幕がなくて諦めたこと、内容が分からず楽しめなかったことが多いので、字幕機を使用して他のお客様と同じタイミングで笑ったり感動できて嬉しかった。
●全体は見えるが細かい部分が見えないので、触図があってよかった。言葉で説明してくれたのでイメージできた。
●障害の特性上、通常のコンサートを観に行くことが難しい息子に音楽に親しむ最初の一歩のきっかけとなった。
●触図体験により新しい鑑賞の楽しさの気づきを得られた。
●聴覚に障害があるため、筆談・手話でコミュニケーションが取れてよかった。
●ヒアリングループ等の補聴支援システムはありがたかった。
各館のサポート状況 確認方法はこちら
だれもが文化でつながるプロジェクト
『クリエイティブ・ウェルビーイング・トーキョー』 HP 都立文化施設ガイド
アクセシビリティ対応のある展覧会や公演、社会課題に取り組むアートプロジェクト、都立文化施設のアクセシビリティ対応について発信しています。「都立文化施設ガイド」では、各施設が提供している様々なサポートを確認できるほか、アクセシビリティ対応のあるイベントを探すこともできます。
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M108700/202506301421/_prw_PT1fl_FEvog53R.png】
『オールウェルカムTOKYO』キャンペーン実施決定!
今秋開催される世界陸上・デフリンピックを契機に、共生社会実現に向けた意識が高まる状況を好機と捉え、両大会の開催時期を中心とした9月から12月までの期間に展開する、アクセシビリティ向上の機運を一層高めることを目的としたキャンペーンです。
芸術文化を中心に、都内の様々なフィールドで鑑賞サポート等に取り組み、一体的に発信します。
■ 都内美術館、博物館、劇場、芸術文化団体等とともに展開!
■ 芸術文化以外の様々な施設や団体とも連携!
<実施期間>
令和7(2025)年9月1日(月)~ 令和7(2025)年12月31日(水)
<特設ページ> https://awt.rekibun.or.jp/
“誰もが楽しめる”公演や展覧会等の情報を随時掲載します。
協力団体の皆様をご紹介します。「オールウェルカムサポーター」も募集しています。
『東京芸術文化鑑賞サポート助成』ご応募受付中!
アクセシビリティ向上に取り組む民間の公演、展覧会等事業を後押しします。
助成対象経費について、上限額まで実費を支援します。(補助率10/10)
HP:https://act-kansho.support/
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M108700/202506301421/_prw_PT2fl_6ML77X9a.png】
※アクセシビリティ向上の機運醸成と加速的な普及を図るため、令和7(2025)年度新設しました。
対象経費や応募締切等の詳細は特設ページからご確認ください。
対象経費が150万円以下の事業は申請いただけません。
採択事業には「オールウェルカムTOKYO」キャンペーンの広報にご協力いただきます。
公益財団法人東京都歴史文化財団が運営する東京都立文化施設
公益財団法人東京都歴史文化財団は、以下の都立文化施設(美術館・博物館・劇場・ホール)を管理運営 しています。
東京都江戸東京博物館/江戸東京たてもの園/東京都美術館/東京都庭園美術館/東京都写真美術館/東京都現代美術館/トーキョーアーツアンドスペース/東京都渋谷公園通りギャラリー/東京文化会館/東京芸術劇場