国際仲裁裁が8月29日夜、筆頭株主のVWが保有するスズキ株を売却すべきだとの決定を両社に伝えたことで、約4年にも及んだ争いはようやく終止符を打つことになる。
中国経済の減速と原油価格の落込みなどで世界経済の先行き不透明感が強まる中、再び「世界同時株安」の様相を呈してきたようだ。
中国の人民銀行(中央銀行)が、人民元の対ドル基準値を前日比で約1.6%安い水準に設定したと発表。前日に続いて人民元を2日連続で大幅に切り下げるという異例の措置で、世界に「人民元ショック」が広がった。
ソニーやIHIなどの日本企業に投資し、「物言う株主」として知られる米国の有力ヘッジファンドの「サード・ポイント」が、スズキの株式を取得したという。