廃止線区の輸送密度は札沼線が増、日高本線が減…JR北海道2020年度の線区別収支と利用状況 3枚目の写真・画像

鉄道 企業動向
4月1日に廃止された日高本線鵡川~様似間は、管理費を除いた場合、2020年度末時点の赤・茶線区と黄線区計12線区中、最も営業係数が良好だった。写真は厚賀~大狩部間の厚別川橋梁。
《写真提供 写真AC》 4月1日に廃止された日高本線鵡川~様似間は、管理費を除いた場合、2020年度末時点の赤・茶線区と黄線区計12線区中、最も営業係数が良好だった。写真は厚賀~大狩部間の厚別川橋梁。
2020年4月17日、新十津川発最後の札沼線列車を見送る人々。北海道医療大学~新十津川間はお別れ乗車の効果もあり、JR北海道のなかで最も赤字額が少なかった。
《写真提供 三浦光喜》 2020年4月17日、新十津川発最後の札沼線列車を見送る人々。北海道医療大学~新十津川間はお別れ乗車の効果もあり、JR北海道のなかで最も赤字額が少なかった。
札幌圏は管理費を除いた場合125億9500万円、含めた場合178億7800万円の赤字で、赤・茶線区と黄線区の合計や北海道新幹線に匹敵する額となった。写真は石狩湾沿いの函館本線朝里~小樽築港間を行く小樽行き快速『エアポート』。
《写真撮影 佐藤正樹》 札幌圏は管理費を除いた場合125億9500万円、含めた場合178億7800万円の赤字で、赤・茶線区と黄線区の合計や北海道新幹線に匹敵する額となった。写真は石狩湾沿いの函館本線朝里~小樽築港間を行く小樽行き快速『エアポート』。
北海道新幹線も赤字が拡大したが、2021年度以降は青函トンネルの更新費用が国の負担となるため、営業費用が軽減される模様だ。
《写真撮影 佐藤正樹》 北海道新幹線も赤字が拡大したが、2021年度以降は青函トンネルの更新費用が国の負担となるため、営業費用が軽減される模様だ。
JR北海道の「単独では維持困難」とする赤・茶線区と黄色線区。茶線区の新夕張~夕張間は2019年4月1日、日高本線鵡川~様似間は2021年4月1日、赤線区の札沼線北海道医療大学~新十津川間は2020年5月7日にそれぞれ廃止されている。
《資料提供 北海道旅客鉄道》 JR北海道の「単独では維持困難」とする赤・茶線区と黄色線区。茶線区の新夕張~夕張間は2019年4月1日、日高本線鵡川~様似間は2021年4月1日、赤線区の札沼線北海道医療大学~新十津川間は2020年5月7日にそれぞれ廃止されている。
2020年度の線区別収支状況の概要。
《資料提供 北海道旅客鉄道》 2020年度の線区別収支状況の概要。

編集部おすすめのニュース

Response.TV
  • 動画
  • 動画
  • 動画
  • 動画