豊田自動織機は10月31日、2017年4~9月期(第2四半期)の連結決算を発表した。
それによると、売上高は9379億円(前年同期比+16.6%)、営業利益は770億円(+26.3%)、税引前利益は1103億円(+25.9%)、四半期純利益は808億円(+25.0%)だった。
産業車両事業は、主力のフォークリフトトラックの販売台数が欧州・日本などで増加したことに加え、2017年4月にバスティアン ソリューションズ社を、5月にファンダランデ インダストリーズ社を子会社化したことで、売上高は前年同期を1195億円(25%)上回る5917億円となった。
車両組立事業では『ヴィッツ』『RAV4』ともに増加したことで、売上高は前年同期を6億円(2%)上回る353億円。エンジン事業もAR型ガソリンエンジンやGD型ディーゼルエンジンが増加したことにより、売上高は前年同期を16億円(4%)上回る468億円となった。カーエアコン用コンプレッサーも販売台数が日本・中国で増加したことにより、売上高は前年同期を55億円(3%)上回る1704億円となった。
収益については、原材料の値上がりや人件費の増加などがあったものの、営業面の努力、為替変動による影響、原価改善活動の推進に加え、退職給付制度の変更影響により、増益となった。
通期連結業績見通しは、第2四半期連結累計期間の業績を踏まえ上方修正。売上高1兆9500億円(前回予想比+1000億円)、営業利益1450億円(+100億円)、税引前利益2040億円(+160億円)、当期利益1420億円(+120億円)とした。