豊田自動織機は2月3日、2015年4-12月期(第3四半期)の連結決算を発表した。
それによると、売上高は1兆6945億円(前年同期比+7.0%)、営業利益は995億円(+11.1%)、経常利益は1622億円(+12.6%)、四半期純利益は1728億円(+70.1%)だった。
エンジン事業はKD型ディーゼルエンジンやAR型ガソリンエンジンの減少により減収となったが、車両組立事業はRAV4 ハイブリッドの生産開始により増収。カーエアコン用コンプレッサー部門も北米や中国で好調だったほか、フォークリフトトラック事業も北米や欧州で増加し、売上増に貢献した。
収益は、人件費や減価償却費の増加、原材料の値上がりなどがあったものの、増収や原価改善、為替変動による影響などで増益となった。純利益については、子会社株式の売却に伴う特別利益898億円を計上したことなどで、70.1%の大幅増となった。
通期連結業績見通しは、受取配当金の増加により、経常利益を1930億円(+60億円)、純利益を1920億円(+50億円)にそれぞれ上方修正。売上高2兆2300億円、営業利益1300億円は前回予測を据え置いた。