国民の帰属意識、69%が自身を「マレーシア人」 民族意識は21%どまり

英字紙「ザ・スター」が実施した調査で、参加した5,070人の半数以上が、自分自身はマレー人や中国系など民族別ではなく「マレーシア人」と認識しているが、他人からは自身が属する民族グループの一員であると認識されていると考えていることが明らかになった。

エマージング・マーケット 東南アジア

英字紙「ザ・スター」が実施した調査で、参加した5,070人の半数以上が、自分自身はマレー人や中国系など民族別ではなく「マレーシア人」と認識しているが、他人からは自身が属する民族グループの一員であると認識されていると考えていることが明らかになった。

回答者の69%は自分をマレーシア人と認識しているが、21%は別々の民族グループの一員、5%は信仰する宗教の一員と認識していると答えた。また、他人からどう認識されているかについての質問には、57%が所属する民族グループの一員と見られていると答えた。

また、アイデンティティ(帰属意識)への影響を与えるものとして、家族(80%)、友人(78%)、同僚(43%)との回答が多かった。

調査のテーマである「穏健」については92%が重要だと回答。一方でマレーシア人が実際に穏健を実践しているかという問いに対しては49%のみが同意すると答えた。

回答者の4分の3はマレーシアで寛容性が薄れてきていると答えた。また、55%がマレーシアにおける民族間の関係が良好ではないと回答。73%は悪化していると答えた。

千田真理子

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