VW、中国新工場が稼働…デュアルクラッチ生産開始

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フォルクスワーゲングループの中国天津新工場の稼働式典
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欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは11月4日、中国北部の天津市に完成した新工場を稼働させた。

この新工場は、フォルクスワーゲングループにとって、世界107番目の工場。高い品質と環境基準を達成した最新工場となる。初期段階の投資額は、およそ2億6500万ユーロ(約380億円)。

新工場は、主にトランスミッションを生産。11月4日、まずは最新世代の「DQ380」と呼ばれるデュアルクラッチトランスミッションの生産を開始した。このDQ380は、先進かつエコフレンドリーさを求める需要を満たすデュアルクラッチトランスミッション。

天津新工場の年産能力は当初、45万ユニット。2016年までに、年間120万基に引き上げる計画。2019年までに、天津市地域で5500名の新規雇用創出を見込む。

フォルクスワーゲングループチャイナのヨッヘム・ハイツマン社長兼CEOは、「天津新工場への投資は、フォルクスワーゲンが燃費向上の面でのパイオニアであることを示している」と述べた。

《森脇稔》

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