パナソニックは、米の銘柄に関する実態の把握を目的に、全国20~60代の約900人を対象としたアンケート調査を、日本穀物検定協会「米の食味ランキング」発表後の4月に実施した。
家庭でごはんをおいしく炊くために、半数以上が何かしらの工夫をしていることがわかった。「お米の銘柄にこだわっている」と答えた人が一番多く、中でも40-60代が全体よりも高く31.9%となっている。年代別でみると、20代と50代では18.2%の差があり、年齢が高いほど銘柄へのこだわりが強いことがわかった。
また、米の銘柄へのこだわりが強い40-60代は、米の銘柄を実際に変えたことがあると答えた人が61.2%と、「お米ホッピング」実践者でもあることがわかった。特にホッピング率が高い40代と20代とでは25.8%と開きがあり、米の銘柄を変えて実際に食生活の中で楽しんでいるのも、比較的上の世代に多く見られた。
米の銘柄を変えたことがある人にその理由を聞いたところ、「食べてみたい銘柄があったから」が最も多く、すべての年代に共通して、銘柄の食味を楽しむために銘柄を変える人が多いことがわかった。
米の銘柄にこだわり、それぞれの食味を楽しんでいる人が多い一方で、銘柄ごとの米の味についてわからないと答えた人が半数以上だった。特に40-60代は、銘柄ホッピング層でありながら、全体よりも米の味の見極めができないと答えた人が全体よりも1ポイント多く、特にホッピング率が高かった40代が一番「そう思わない」と回答している。
最後に、「炊飯器で炊き分けができたらいいか?」という質問に対して、40-60代は「とてもそう思う」「ややそう思う」が計57.5%と半数を超え、特に味の違いに自信がなかった40代では、67.1%と高い傾向となった。