シンガポールに拠点を置く不動産開発業者キャピタランドは、ジョホール州南部開発地域「イスカンダル・マレーシア」のダンガイ・ベイにおける新たなタウンシップ開発プロジェクトの第1期の発表を遅らせると明らかにした。
中国の不動産開発業者が多くの開発プロジェクトを手掛けており、市場が圧迫を受けるとの懸念を受けた決断。イスカンダル地域での住宅購入需要も収まりつつあることから、計画内容を見直すという。
キャピタランドは他の開発計画も縮小する方針で、900ユニットのコンドミニアム建設プロジェクトも見直す。
一方、アライアンスDBSリサーチのバーナード・チン氏は、イスカンダル地域の不動産市場について、高層物件は供給が需要を超えているのが現状で全体的には減速傾向にあるが土地付き住宅には安定した需要が集まっているとコメント。エコ・ワールド・デベロップメント・グループやイースタン&オリエンタルなどが開発する土地付きの新築物件は特に人気があると述べた。