ボッシュ、ロシアで2か所目の部品工場を起工…ロシア西部サマラで15年稼働めざす

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ドイツの自動車部品大手ボッシュは27日、ロシア西部のサマラで同国2箇所目になる新工場を起工したと発表した。新工場は2015年から生産を開始する予定で、16年末までに約5000万ユーロ(約70億円)を投資する計画だ。

サマラの新工場で生産されるのは、アンチロック・ブレーキ・システム(ABS)、スターター、ジェネレーター、ディーゼルエンジンのコモンレール式インジェクター、ワイパーシステムなどで、完成時の従業員数は約500人になる。

新工場の規模については、敷地面積が約20万平方m(サッカー場29面に相当)、建屋面積が約2万2000平方mとなり、工場のほか管理、物流、技術インフラ部門の建屋が建設される。

同社は、すでにロシア南西部のザラトフ州エンゲリスにも自動車部品工場を開設しており、今回の投資は20年までにロシアの自動車生産台数が現在の年間200万台から300万台に増加するとの予測に基づくもの、と説明している。

同社がロシアに進出したのは1世紀以上前の1904年に遡る。自動車関連以外にも事業を展開し、ロシア国内の従業員数は3000人以上で、12年の売上高は約10億ユーロ(約140億円)。

《山内 博》

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