アメリカンホーム保険会社は、9月1日以降に保険期間が開始となる自動車保険商品を改定、主要な個人向け自動車保険としては日本初となる「衝突被害軽減ブレーキ装置割引」を導入すると発表した。
衝突被害軽減ブレーキは、富士重工業の「アイサイト」など、車に搭載されているレーダーやステレオカメラなどからの情報を解析して、自動でブレーキを掛ける安全装置で、装置搭載モデルが拡大している。この装置が搭載されている車の保険料を割引する。
また、今回の保険商品改定では、過去1年間の走行距離実績に応じて、該当の年間走行距離区分を申告してもらうことで、車の使用実態に応じた、より合理的な保険料算出を行う。
更に車両同士の事故の場合、相手の車の修理費が時価額を上回った場合、その差額分に契約者の過失割合を乗じた額を、車1台につき50万円を限度額として保険金を支払う。
時価額を上回る金額は、法律上は賠償する義務はないものの、自動車事故では被害者感情などの問題から修理費用の請求を求められることが多く、この特約を付けることで、対物事故のスピーディな解決をサポートする。