JAXA、「きぼう」の利用状況を公表、マランゴニ対流の時空間構造実験などを実施

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宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、「きぼう」の利用状況を発表した。

「Alloy Semiconductor実験」の1回目を6月7日から開始した。温度勾配炉(GHF)の真空チャンバ内を真空状態にするための作業を6月7日から13日にかけて実施した後、GHFの昇温を開始し、6月17日から21日にかけて実験試料カートリッジの結晶を成長させた。その後、GHFを冷却、6月22日に実験を終了した。実験試料カートリッジを炉体部(GHF-MP)から取り出す作業を6月26日に、GHFから取り出す作業を6月28日に実施した。

また、マランゴニ対流における時空間構造の実験(第2テーマ)は6月17、20、24、25日にそれぞれ実施し、今後は7月2、3、5日にも実施する予定。

長期宇宙飛行時における心臓自律神経活動に関する研究である「Biorhythm実験」は6月17~21日にかけて実施した。

微小重力下におけるTLZ法による均一組成SiGe結晶育成の研究「Hicari実験」の準備作業を6月26日と6月28日に実施した。

《レスポンス編集部》

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