豊田自動織機は、カーデザイナーが、モノづくりの楽しさを伝えるため、大府市が主催する「未来のくるま学習」に講師として参加すると発表した。
同社のカーデザイナーが、大府市内9つ全ての小学校5年生を対象に、デザイナーの仕事紹介や、未来のくるまについての授業を行う。
自動車産業が主要産業の一つである大府市は、モノづくりの楽しさや喜びを発見してもらうため、1994年から「夢のくるまコンテスト」を開催している。このコンテストでは、大府市内の小学校5、6年生から夏休みの自由課題として夢のくるまの絵を募集し、その中から優秀作品を選出している。
「未来のくるま学習」は、コンテストの事前学習として実施するもので、一昨年から開催している。
当日は、現役で活躍する同社カーデザイナーが講師となり、クイズを交えながら自動車産業について説明し、仕事紹介やくるまのデザインが決まっていく過程について話す。同社では、授業を通じて、子どもたちに自動車産業について理解を深めてもらうとともに、モノづくりに一層興味を持ってもらい、コンテストに夢あふれる作品が集まることを期待するとしている。
また、今秋に開催される「夢のくるまコンテスト」(大府市産業文化祭り)では、優秀賞に選ばれた作品を発表し、後日、その絵をもとに製作したレンダリングを子どもたちにプレゼントする。