ZMPは、「車載CANデータ・クラウド・システム構築サービス」を、ホンダ『フィットハイブリッド』に対応し、4月25日から提供を開始した。
同サービスは、車載CANデータをスマートフォンやタブレット経由でクラウドにリアルタイム送受信可能なシステムを構築するもの。商品は、同社のCANデータ送受信機「ZMP OBDII/CAN-B」と、スマートフォン/タブレット端末およびクラウドサーバWindows Azureの設定作業から構成される。
まず、クルマの診断用コネクタOBDII端子にZMP OBDII/CAN-Bを接続し、無線(Bluetooth)でスマートフォンやタブレットに車載CANデータの送受信を可能とする。次にこれらのデータを、クラウドプラットフォームWindows Azure上のデータベースに、3GやLTEなどの公衆回線経由で蓄積し、リアルタイムに受信・モニタリングができる実験システムとして利用できるように構築する。
同システムはこれまでトヨタ『プリウス』を対象としていたが、今回、ホンダ・フィットハイブリッドにも対応した。価格は19万8000円(税別)で、4月25日より受注を開始する。