パテント・リザルトは、垂直多関節型の産業用ロボットの特許技術についての総合力ランキングを発表した。
日本は産業用ロボットの出荷台数や稼働で世界一となっている。その中で、垂直多関節型のロボットは産業用ロボットの中心的な存在であり、昨今では新興国の工業化に伴って需要が拡大している。
今回の調査では、2011年12月末時点の垂直多関節型産業用ロボット関連特許を集計し、各個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースに、特許の質と量から総合的に見た評価を行った。
この結果、総合力ランキングでは、1位がファナックとなった。2位は安川電機となった。2位以下との差は大きく、市場シェアの2強が特許情報を用いた評価でも2強という結果になった。
3位はパナソニック、4位が川崎重工業、5位にホンダがランクインした。ホンダは、生産の柔軟性を向上するため、生産ラインに使うロボットを積極的に内製化しており、自動車メーカーではトップクラスの高い技術力を持っている。