いまだスキャンツールを導入していない自動車整備事業者にとって、最低でも数万円するスキャンツールの購入のハードルは高い。数万円をかけてスキャンツールを購入したところで、その分の新規ビジネスを獲得できるかが不透明と考える経営者は少なくない。
ボッシュはこうした顧客にスキャンツールを利用してもらうため、リースサービスを2010年11月から開始した。
例えば定価60万円のスキャンツールであれば年間17万円ほどで利用できる。顧客は月1〜2万円でスキャンツールを使用できることになる。
契約は最低で1年だが、4年契約をするとさらにリース価格が安くなる料金体系を用意している。この結果、前年対比で約4倍のスキャンツールが利用されているという。
「スキャンツールをリースしているユーザーが、リース料金以上の収益を挙げられるよう、当社でもサポートトレーニングなどを用意している」(ボッシュ小野庸時司氏)と話した。