BMW、インド市場を強化へ…1.8倍に増産

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BMWグループは21日、インド・チェンナイ工場の年産台数を現在の1.8倍に当たる5400台に引き上げるとともに、ディーラーネットワークを拡大すると発表した。

これは、インド市場の成長に対応したもの。今年1〜8月のBMWインド新車販売は、前年同期比43%増の3301台。すでに2009年の年間セールスに匹敵している。

BMWは2007年からインド・チェンナイ工場で現地生産を行っているが、今回、生産ラインの増強を実施。同工場の年産台数を、3000台から5400台に引き上げる。『3シリーズ』と『5シリーズ』に加えて、今年11月からは、『X1』の現地生産を開始する計画だ。

同時にBMWは2011年までに、インド国内の販売店を、現行の約2倍に当たる22拠点へ拡大。年内には、ローンの取り扱いも開始する。これにより、2012年半ばまでのBMWグループのインドへの累計投資額は、3000万ユーロ(約34億円)に到達する。

BMWグループのフランク-ピーター・アルンド生産担当取締役は、「インドはBMWにとって、非常に有望な市場。増産によって、さらなる成長を確保する」と述べている。

《森脇稔》

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