豊田自動織機の2010年3月期の連結決算は、最終損益が262億円の赤字に転落した。産業車両の事業構造再編に伴う損失を特別損失として計上したため。
売上高は前年同期比13.0%減の1兆3777億円と大幅減収となった。主にフォークリフトトラックを中心とした産業用車両が低迷したほか、カーエアコン用コンプレッサーが減収となった。
収益はグループあげて人件費や経費を削減した結果、営業利益は220億円と、黒字に転換した。経常利益は同121.4%増の317億円となった。
今期の業績見通しは、売上高が同1.6%増の1兆4000億円、営業利益が同104.5%増の450億円、経常利益が同57.4%増の500億円、最終利益が270億円となる見通し。