三菱重工業は13日、インド最大のクレーンメーカーであるアヌパムに、大型港湾向けコンテナクレーンや大型搬送機器の技術を供与することで合意したと発表した。
三菱重工は急速に成長するインド市場を攻略するのが狙いで、同時にアジア・中東・アフリカ市場も開拓していく。今後、合弁会社の設立も視野に入れて、海外売上比率の大幅アップを目指す。
技術供与ライセンスは当面、インド国内が対象となる。三菱重工はアヌパムに、コンテナクレーン、トランスファークレーンといった港湾クレーン、ローダー、アンローダーなどのマテリアルハンドリングシステム、製鉄物流機器に関する技術を供与する。
三菱重工はアヌバムとの協業により、将来的にインドに合弁会社を設立して、協業体制を強化していくことも検討するほか、協業地域も、アジア全域、中東、アフリカほかに順次拡大していく。