新世代 MINI、累計生産150万台を達成

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新世代 MINI、累計生産150万台を達成
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BMWグループのMINIは6日、新世代『MINI』の累計生産台数が150万台を突破したと発表した。2001年に生産を開始して以来、8年間で打ち立てた記録だ。

偉大な旧型『Mini』の後を受け継いで、BMWグループはMINIの生産を2001年にスタート。2006年にはモデルチェンジを受け、現行型が登場した。現在、MINIは世界80か国以上で販売されている。

MINIの累計生産150万台目となったのは、英国の顧客が注文したチリレッドの『クラブマン』。英国オックスフォード工場では記念式典を行い、150万台目のラインオフを祝福した。

BMWグループは、2001年以来、オックスフォード工場に3億8000万ポンド(約590億円)以上を投資。ハムスホールとスウィンドンの両工場にも1億ポンド(約155億円)以上の投資を行い、英国におけるMINI生産の「トライアングル」を構築している。

BMWグループは英国で7000人以上を雇用。英国GDPの1%に相当する金額を創出している。BMWグループが2000年以降、英国へ投資した額は、10億ポンド(約1550億円)以上に達している。

BMWのイアン・ローバートソン取締役は、「50周年を迎えたMINIブランドにとって、今日は素晴らしいマイルストーン」とコメント。さらに、「今後数年間で、いくつかのニューモデルを投入し、MINIブランドをいっそう強固なものにする」と語った。

また、式典に招かれたイアン・ルーカス英国産業大臣は、「MINIは50年間に渡って、英国のデザインとエンジニアリングの象徴であり続けた。EVの『MINI E』をはじめ、低排出ガス化に取り組む英国自動車産業を、政府は支援していく」とあいさつした。

旧型Miniは1959年から2000年までの41年間に、英国で530万台を生産。2001年以降の新世代MINIを合わせたトータル生産台数は、680万台を達成している。

《森脇稔》

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