メルセデスベンツ Gクラス …デビュー30周年

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ダイムラーは20日、メルセデスベンツ『Gクラス』が誕生から30周年を迎えたことを明らかにした。Gクラスは1979年2月5日、『ゲレンデヴァーゲン』として報道陣にお披露目された。それから基本設計を変えることなく、30年間生産され続けている。

もともとゲレンデヴァーゲンはNATO軍の軍用車両がルーツ。その軍用車をベースにして、ダイムラーとオーストリアのシュタイア・プフ社は1972年、ゲレンデヴァーゲンの共同開発に着手する。

ゲレンデヴァーゲンは、ラダーフレームの上に堅牢なボディを載せ、ストロークをたっぷり取った4輪リジッドサスペンションを採用。オフロードで圧倒的な走破性を発揮するクロスカントリー車として生を受けた。この基本メカニズムは30年間変わっていない。

当初はショートホイールベースの「230G」グレード(W460型)のみで、ボディはワゴンとコンバーチブルが選択できた。ボディサイズは全長3950×全幅1700×全高1980mm、ホイールベースは2400mm。2.3リットル直4ガソリンユニットは4速MTを駆使して、約1.7トンのボディを135km/hまで加速させた。

1982年にはロングボディを追加。1989年にはマイナーチェンジを行い、W463型に進化。4WDがパートタイムからフルタイムに変わったのが技術面のハイライトだ。また、この頃から「ゲレンデヴァーゲン」は大排気量エンジンの採用や豪華装備の採用により、実用車から高級車へとポジションを変えていく。

1994年にはメルセデスの方針に沿って、「Gクラス」に呼称をチェンジ。その後も内外装の化粧直しやエンジン&トランスミッションの変更、安全装備の充実などの改良を受けながら、2009年現在でも生産が続いている。

実は、ダイムラーは2006年、『GLクラス』の投入をもって『Gクラス』の生産を終了させようと意図していた。しかし、Gクラスの固定ファンの多さに方針を撤回した経緯がある。今後もGクラスは「オンリーワン」の存在として、継続生産されていくものと思われる。

《森脇稔》

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