IHI、中国のターボチャージャー生産合弁会社への出資比率引き上げ、子会社化

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IHIは、中国で自動車用過給機(ターボチャージャー)を製造する江蘇石川島増圧器有限公司(JIT)に対する出資比率を引き上げ、子会社化すると発表した。

IHIは高収益企業への変革のため、2006年11月に「グループ経営方針2007」を公表したが、自動車用過給機事業は強化事業の一つであり、注力していく分野にしている。経営方針ではグループ経営の強化も掲げており、今回JITに対する出資比率を引き上げて子会社化することでIHIとの連携を強化し、意思決定の迅速化を図る。

自動車用過給機市場は、急速に拡大しており、IHIとJIT が一体となった経営をしていくことで、顧客のニーズに迅速に対応することが可能となり、中国市場でのシェアの拡大・発展が見込まれるとしている。

JITは現在IHIが45%、江陰通用動力機械有限公司が40%、三井物産オートモーティブが7%、五十鈴中国が5%、三井物産が3%出資する。IHIは江陰通用動力機械有限公司の保有全株式を112万ドルで取得、出資比率を85%として子会社化する。

《レスポンス編集部》

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