ミシュランが発表した2005年12月期の連結決算は、売上高が前年比3.6%増の155億9000万ユーロ、営業利益が同5.0%増の13億6800万ユーロとなり増収増益になった。
2005年は、販売量が減少したほか、原材料価格の急激な上昇と販売競争激化で収益の確保も厳しかったものの、価格ミックスの改善で営業増益となった。
営業利益率は前年よりも0.1ポイントアップして8.8%の高水準を達成した。ただ、欧州では販売低迷により、生産調整を実施するなど、地域によっては収益が悪化した。純利益は同35.9%増の8億8900万ユーロだった。
同社では、2006年は集中成長戦略とコスト削減の取り組みを強化する方針で、原材料価格の高騰を見込んで、売上の大幅増を目指す。