いすゞ自動車が発表した2004年9月中間期の連結決算は、売上高が前年同期比1.7%増の7352億円、営業利益が同21.8%増の435億円となり、増収増益となった。過去最高益だった。
今中間期は、前年に首都圏のディーゼル排出ガス規制で特需が発生した反動で、国内販売は大幅に低迷すると見ていたが、実際は予想以上の需要があったのに加え、海外がタイを中心に好調だったため、増収増益となった。
国内販売は同14.7%減の4万3000台で国内売上は同6.4%減の2961億円、海外販売は同7.9%増の9万1000台で海外売上が同8.0%増の4391億円だった。
収益面では、売上構成の変動でマイナス86億円、為替差損15億円、費用増加で15億円の減益要因があったものの、コスト削減効果89億円、合理化効果82億円などの増益効果があった。
経常利益は同35.6%増の483億円、当期純利益が同43.8%増の358億円とともに過去最高だった。